「愚か者が一番後回しにすることを、賢者はただちに実行する。どちらもやることは同じ。タイミングが違うだけ」
17世紀スペインの哲学者バルタサル・グラシアンの名言です。
これを競馬に当てはめて、コンパクトにすると、
一番人気を買う者は「愚か者」である
になると、僕は考えています。
少々過激なタイトルではあります。実際、歴史に残る名言が必ずしもすべて正しいわけではないように、一番人気を買うすべての人が「愚か者」であるわけではありません。
実際、「買っていい一番人気」もいます。
もっとも、歴史に残る名言というのはほとんどの場合、物事の本質をついています。
つまり、「一番人気を買う者は『愚か者』である」もほとんどのケースで当てはまると解釈していいわけです。
なぜ一番人気を買う者は「愚か者」なのか
単純な話で、一番人気というのは基本的に以下の要素が折り重なってできます。
・前走の成績(着順上位)
・血統(=お父さん、おかあさんが良血馬/兄弟がGI馬)
・過去の実績(同コースで勝利)
これらに共通していることは「誰にでも分かる」、そして「後追い」という点ですね。
前走の成績は出馬表を見れば分かりますし、過去の実績や血統にしても新聞などを読めばすぐに情報を得られます。何より、ある種走る保証のある(ありそうに見える)馬を買うというのは、紛れもない後追いです。
だから、みんなが買って、一番人気ができあがるというわけです。
もっとも、一番人気だから走るわけではないですし、「ファン同士のお金の奪い合い」という競馬の本質から考えると「みんなが買っている馬を買う=負けに近づく」という構図が成り立ってしまうのです。
では、競馬で勝っている賢い人……競馬賢者(なんか、響きがいいですね)はどうしているかというと……
一番人気になる前の馬を買っている
わけです。
これは、何も競馬だけに限りません。
・企業
・投資
・株
・FX
・仮想通貨(ビットコイン)
何にでも当てはまることです。
「どちらもやることは同じ。タイミングが違うだけ」
耳が痛いですよね。もっとも、見方を変えれば「愚か者が最後にやることを、先にやればいい」わけです。
この「先にやるコツ」をつかめるかどうかが、競馬で勝つために必要なポイントの一つになってきます。「競馬で勝つため」というより、「人生で勝つため」ですね。これが分かれば、人生で勝てるようになります。
では、どうすれば競馬賢者になれるのでしょうか?
実際、この「コツ」は、本当に些細なことだったりします。しかし、多くの人が、知りません。
さて、そのコツとは? 本当にそのコツが知りたいとしたら『競馬で勝って人生でも勝つ成功の思考法』が役に立つかもしれません。
チャンスは目の前にあります。
充実した日々を送っていくか、楽しみきれないままに人生を終えるか。
どちらを選ぶかは、あなたの決断次第です。
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