「あ゛あああーーーーー、煮詰まったーーーーーーーー!!!Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!」
予想をしていると、ドツボにハマるときってありますよね。
ああでもない、こうでもない、そうでもない。考えれば考えるほど、わからなくなる。
特に当てたいレース……GIになると、考えても考えても予想が決まらないという方も多いのではないでしょうか? で、結局直前まで悩みに悩んで、「あ、締め切り、過ぎたんじゃね?」なんてことになったり(笑)。
では、もし競馬で煮詰まったとき、僕たちはどうやってその心理状態から抜け出せばいいのでしょうか?
ここではすぐにできる、一瞬でできる、即実践できる方法を紹介します。
とりあえず、一歩引いてみよう
はい、言いたいことは↑の小見出しで終了です。とりあえず一歩引いてみる。
「へ?」って感じですよね? でも、実際に効果があることは科学的にしっかりと証明されているんです。参考文献は、おなじみの『影響力の武器 戦略編』より。
研究者のM・トーマスとC・ツァイが行った実験では、人間が課題や問題と直面したときに、物理的な距離を変えるだけで解決能力に影響が出ることが分かりました。
具体的には、画面に読みやすい単語と読みにくい単語を表示します。被験者たちにはそれぞれの単語を読んでもらい、実験後に読みにくい単語がどれくらい読みにくいと感じたかと評価してもらいました。
すると、画面に顔を近づけた被験者より、椅子にもたれかかって読むように支持された被験者のほうが、読みにくい単語を「簡単だった」と評価する傾向にあると分かりました。
要するに、物理的な距離を取ったほうがその問題の難易度を低く感じるため、解決策を発見しやすくなるというわけです。
競馬新聞とのにらめっこで注意すべきこと
面白いですよね。
一つのことに集中するのはいいことですが、どうしても視野が狭くなってしまいます。だから、迷路に迷い込んで抜け出せなくなってしまうんです。
しかし、物理的な距離を取ることで、物事を多少なりとも俯瞰で見ることができる。だから、問題解決の糸口が見つかりやすいんです。
例えば競馬新聞を見ていて、特定のレースの出馬表とにらめっこしていても、埒が明かない。
そんなとき、ふと出馬表から距離を置くと、隣りにあった調教欄が目に入る。「うわ、いつもは調教動く馬なのに、今回全然動いてないじゃん!」という新たな発見ができるかもしれません。
なんなら、ふと次のレースが目に入って「あれ、こっちのレースのほうが面白いんじゃね? 明らかにこの馬狙い目で、この人気馬飛ぶんじゃね?」ってなるかもしれませんしね。
要するに、
・煮詰まったら一旦そこから離れるのが大事
・物理的な距離を置くだけで判断能力が上がる
・視野を広げれば解決策が見えてくる
ってわけですな。よく「問題を解決するためにはひたすら資料と格闘するのが正義」みたいなこと言う人がいますけど、それだけだとドツボにハマっていくだけなので「資料を眺めつつ、一歩引いて考える」のほうが、科学的には問題が解決しやすいというわけですね。
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