今日は競馬で勝つために必要な心構えについて書いていきます。
馬券を買うのって怖いですよね。当たるかもしれないですが、外れるかもしれない。特に、負けが続いていると弱気になってくる。弱気になると自信がなくなり、購入額を減らしたり、そもそも買わなくなったりする。しかし、そうしたレースに限って、大きな当たりが来たりする(苦笑)。
「いつもなら500円買っていたのに、なんでこんな時だけ100円なんだ……」
なんてこと、経験あるのではないでしょうか? 最悪、買ってないケースだってあるでしょうね。
そんな経験があるなら、今から書くことは頭に入れておいて損はないと思います。
競馬ライフを左右するストレスとの向き合い方
今回参照するのは、みんな大好き、スタンフォードのケリー・マクゴニガル先生の名著『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』です。
この本はストレスとの向き合い方について書いた本。一般的に、ストレスはネガティブな印象がありますが「ストレスは役に立つ」「自分の考え方次第でストレスを成長の糧にできる」「っていうか、そもそもストレスのない人生は人を不幸にする」みたいなことが書いてあります。
ストレスに悩まされている人にとって、必読書ですね。これ読むだけで、人生変わると思います。
で、競馬の話に戻ります。
競馬の勝ち負けは馬券をどう買うかに左右されることが多い。
そして、馬券の買い方や購入額って、ストレスに左右されることが多いのではないでしょうか?
上記したように、ストレスを感じるからこそ、弱気になる。逃げ腰になる。(好きで買っているはずなのに)目の前のレースから逃げたくなる。そんな感覚に、知らず知らずのうちに支配されているわけですよ、我々競馬ファンは。
じゃあ、どうやって対処すればいいかといえば、大切なのは……
ストレスを受け入れること
これに限りますね。「自分をどれだけ認識できるか」というのが、幸福度を高めていく上でとても大事な要素なんですが、それに通じるところがありますね。
ストレスを受け入れることで、自分が何を恐れているのか、認識できるようになります。自分が客観視できる、とも言えるかも知れません。
例えば自分を客観視した上で、「今回は馬券の購入額を減らしたほうがいい」と判断したならそれはOK。客観視した上での判断なら納得感が増しますから、たとえ当たったとしても「しょうがない」と切り替えられます。逆に「均等に書い続ければ回収率100%を超えるファクターなのだから、ここで購入額を減らすのはおかしい」と、購入額の減額にストップをかけられるかもしれません。
研究によれば、ストレスをうまく対処したいなら、ストレスと向き合う他に方法はないんです。
ストレスを感じたときにストレスから目をそむけようとする人もいると思うんですが、これは最悪の方法。
なぜなら、不安を避けようとすると、かえって不安が増してしまうからです。
ここではロチェスター大学の心理学者ヘレミー・ジェイミソン教授の研究を参照しましょう。
この研究ではテスト前に「テストに対してストレスを感じると、成績が悪くなるどころか、よくなる傾向にあることが分かっています。試験中に不安な気持ちになるのも同様です」(つまり、ストレスを感じても不安に目をつむる必要はありません、受け入れましょう、という話)というマインドセットを行った生徒と、何も行わなかった生徒のテストの成績を比較しました。
すると、何も行わなかった生徒よりマインドセットを行った生徒のほうが、高得点を取っていたそうです。
要するに「不安を感じたら、受け入れた上で、どうするか判断するのが大事」って話。できることなら、自分にとってプラスになる選択を、自分が納得した上で行うのがいいわけですね。
名作『スラムダンク』に登場する安西先生も言っていましたよね。
「下手くその、上級者への道のりは、己が下手さを知りて一歩目」と。
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